会員の皆さまへ

このたび、日本パブリックリレーションズ学会の理事長を務めることになりました楢島知哉（ならしま ともや）です。山本崇雄先生の後任として、この大切な役割を引き継ぐこととなりました。まずは、長年にわたり学会の発展に尽力されてきた山本先生に、心より感謝申し上げます。

私は東京都出身で、大学卒業後にオーストラリア・カナダ・イギリスの3カ国で日本語教師として勤務しました。帰国後は教育の現場で生徒たちと向き合いながら、複数の学校で学校改革やグローバル教育の推進に携わってきました。
現在は三田国際科学学園中学校・高等学校の教頭として、教育・コミュニケーション・多文化理解の交わる場所に身を置き、日々学び続けています。

こうした経験を通して、パブリックリレーションズ（PR）は人と人、組織と社会をつなぐ「関係づくりの知恵」だと実感しています。学問としての深さと、現場での実践の力の両方を大切にしながら、社会の信頼を育むPRのあり方を、皆さまと一緒に考えていきたいと思います。

本学会は、研究者・実務家・学生が垣根を越えて交流し、新しい知見や視点を共有できる場です。

これからは、

• 学会活動のさらなる活性化
• 次世代を担う人材の育成
• 国内外とのネットワーク強化

を目指し、より開かれた学会づくりを進めていきます。会員の皆さまの声を大切にしながら、一人ひとりが誇りを持てる学会に育てていければと願っています。

微力ではありますが、誠実に、そして楽しく取り組んでまいります。今後ともご支援・ご協力をどうぞよろしくお願いいたします。

一般社団法人日本パブリックリレーションズ学会

理事長　楢島 知哉
(三田国際科学学園中学校・高等学校 教頭)