現代社会の変化は日々加速しています。IoT(モノのインターネット)、AI(人工知能)、仮想通貨、ブロックチェーン(仮想通貨の取引データ技術、分散型取引台帳)、フィンテック(Fintich、ファイナンステクノロジーの略)、自動運転、無人店舗等の出現、さらには新型コロナウイルスの猛威は私たちの生活を大きく変えています。

変化に疎いといわれている学校においても、エドテック(EdTech、EducationとTechnologyを組み合わせた造語)といわれるテクノロジーの力を使い、教育にイノベーションを起こすビジネス領域が浸透してきており、変化の波が押し寄せています。

さらに、地球上にはさまざまな問題が起きています。

2015年に国連サミットでも採択された国際目標であるSDGs(SustainableDevelopmentGoals=持続可能な開発目標)で示されている貧困や不平等、気候変動といった問題は深刻です。

しかし、この目標は世界を変える可能性を持っていると思います。

国や文化が違っても、対立して戦争状態にあっても、「持続可能で平和な世界を作る」という目標には合意できるのではないでしょうか。

その目的を達成するためにパブリック・リレーションズの関係構築活動をわかりやすい形で教育界にも浸透させていくことが急務であり、この学会の目指すところと考えております。

ビジネス界、教育界が手を携えて、これからの社会を創っていく当事者を育てていく教育のあり方、ビジネスのあり方を考えていきませんか。

一般社団法人日本パブリックリレーションズ学会
理事長　山本 崇雄