ACTIVITIES 学会活動
学会活動
当学会の中核を成す特別研究会の他、5つの研究会が活動を開始しています。
特別研究会「失われた30年検証研究会」
2021 年 11 月に発足いたしました一般社団法人 日本パブリックリレーションズ学会は「失われた 30 年検証研究会」を 2022 年 6 月に設置いたしました。NHKや民放、大手新聞社などマスメディア各社から、政治、経済、社会、国際、科学技術など様々な分野をカバーする論説委員、編集委員、デスクら 20 人余りを募り、各分野の政策責任者、学者、専門家などを講演者として招き、日本の競争力がこの 30 年間になぜ衰えてしまったのか、どうすれば再び世界の主役となれるのか検証を重ねております。
本研究会はパブリックリレーションズの重要性を再確認することを目的としておりますが、過去 30 年間の日本の歴史を各分野の政策責任者や専門家の方とご一緒に振り返ることで、次の 30 年に向けた日本再生のシナリオを提言できるよう報告書にまとめていく予定です。
1.デジタルリテラシー検証委員会
委員長
- 大島 慎子(理事)
概要
多様化及び国際化する社会において、現在及び将来を担う人材に必要なのは、倫理観に基づいた状況判断能力と他人との信頼関係を築くための自己表現能力である。
倫理観は幼児の時から教育によって習得するもので、コミュニケーション能力は実体験を積み習得するものである。
この研究会では、以心伝心で文章を察するハイコンテクストの文化から、国際社会で一般的な言語によるコミュニケーションであるローコンテクスト文化に移行するプロセスにおいて起きている課題を検証し、未来の人材教育に活かす提言を行う。
2.未来創造委員会
委員長
- 三浦 学(理事)
共同メンバー
- 佐々木 良彦(理事)
- 勝亦 浩之(理事)
概要
答えのない時代を生きていくこれからの高校生たちが、自分のキャリア形成に向けて、夢や目標を持ち、その実現に向けて自律的に学びを深める場を創ることを目指していきたい。その中で、パブリックリレーションズの考え方を基にして、高校生たちが関わる多くのステークスホルダーとの関係を深め、自立した学びの中から自分自身の未来を創造できるように共に考え歩んでいける場を創っていきたいと考えている。
3.アカデミック・ライティング研究会
委員長
- 伊吹 勇亮(理事)
共同メンバー
- 公募
概要
学会員 を主たる対象に、「学術 研究」をどのように世の中に問うかについて、その方法論を学ぶための研究会を開催する。
「学術研究」初心者だが自分の実践を「学術研究」として表現したい会員を募集し、月に1回のペースでアカデミック・ライティングを学びながら、自らの実践を表現することを目指す。2023年度は、数名のメンバーを公募したうえで2024年に開催される研究発表大会での発表や、その後の論文化することを目指した活動を行う。
4.幼児研究会~幼児教育とパブリック・リレーションズ
(委員長)
- 長深田 悟(常務理事)
概要
幼児教育としてあるべき真の姿を探求していくと共に、幼児向けのパブリック・リレーションズとはどうあるべきかを研究していく。
5.起業教育委員会
委員長
- 佐藤 孝一(理事)
共同メンバー
- 井上 千郷 (新会員)
- 中矢 大輝 (新会員)
概要
北大歯学部では、過去6年間、学部3年生向けに開業に必要な起業教育を実施してきたほか、昨今全国の大学でも起業教育が定着してきた。
ネット社会の進展で情報が氾濫するなか、目標・目的達成のための良好なリレーションシップマネジメント実現をどう図ればよいのか。
ファイナンス、マーケティング、知財、資本政策、会計、ビジネスプランなど起業に必要な基本科目の知識習得は重要であるが、それ以上に重要と思われる利害関係者との双方向コミュニケーションをどうやっていくのか。ビジネスの成否にも関係するこれらの重要な観点を中高学生向けにわかりやすく伝える方策を検討していきたい。